予算委員会・苫小牧港税関の過重労働問題について質疑
予算委員会の財金に係る分科会の質疑に立ち、苫小牧港における税関施設の場所の問題で港湾労働者の労務負担が限界を迎えている問題等について取り上げ、鈴木財務大臣に解決に向けた道筋をつけていただくよう強く要望をしました。
国際コンテナが東港に集約され、税関検査は西港で行われるというねじれ状況はすでに10年以上。
検査のために1回1時間半以上の往復を1日に5〜10往復への対応は、トラックドライバー等の労働上限規制により人手不足が懸念される2024年問題も目前に迫り、またラピダス等の国家プロジェクトに対応しようという苫小牧港において、大きなボトルネックとなります。
これまでのプロセスにおいて地元の対応に問題があり、また移設には多額の費用もかかりますが、それでも喫緊の課題として、国会で取り上げました。
国交省と財務省の縦割りによって労働者の悲痛な声が税関を管轄する財務省関税局に十分に届いていないという状況もあった中で、鈴木大臣からも労働者の状況への一定の理解をする答弁もありましたが、港湾従事者はきょうも多くの時間を割きながら税関の検査への協力を続けています。
行政のメンツがぶつかり合う狭間で、懸命に働く労働者がただただ犠牲になるような現状を変えるために粘り強く理解を求めてまいります。
北海道技能士フォーラム苫小牧大会
建設、塗装、調理、園芸、工芸など様々な技術を持って仕事をされている方々でつくる、北海道技能士フォーラムの全道大会が苫小牧で開催され、山岡も参加をさせていただきました。
世界に冠たる日本のものづくり技術は、一人一人の職人の皆様の研鑽によっても成り立っています。フォーラムではそうした方々が業界の枠を超えて技能士という大きな輪の中に一堂に集まり、交流を深めています。フォーラムの参加者の中には、青年会議所などで共に活動した同年代の仲間達も沢山いて、それぞれの現場で活躍する姿に多くの刺激をいただきました。
このほか週末には日高地方の多くの行事に参加をさせていただき、また新ひだか町では、静内川の整備に関して北海道の担当者からのヒアリングと意見交換等も行いました。東京と往復する日々ですが、出来るだけ地元の皆様に直接お会いしながら、さまざまな課題に対してのアンテナを高くしてまいります。