山岡達丸です。
臨時国会が本格的に始まりました。今国会では、北海道胆振東部地震の復旧・復興のための補正予算を十分に議論し作り上げねばなりません。その上で、農地や森林などの超長期的な復興への道筋をつけること、道内の電力供給体制、特に流通のあり方については大いに議論していきたいと思います。
憲法の議論も盛んに行われるものと思います。2015年、憲法違反に当たると強く指摘される集団的自衛権を含んだ安保法が強行可決されたことなどを受けて、憲法に自衛権の範囲を明確にするべきかどうかという点の議論が始まります。私は憲法改正において新たな国民の権利を規定することや、権力の暴走に歯止めをかけるための議論は大いに行うべきだと思います。一方で憲法9条と13条を軸に自衛隊の存在やその所掌範囲が定義されていることをふまえれば、現行の憲法9条に何かを書き加えたり、あるいは削除したりする必要性は無く、それよりも違憲部分の白紙撤回に向けて現行の安保法の見直しを進めるべきという立場です。今後「平和的改憲」の在り方が議論されるならば、そうした立場から様々な発言を行っていきたいと考えています。