経済産業委員会がスタート
予算委員会・苫小牧港税関の過重労働問題について質疑
予算委員会の財金に係る分科会の質疑に立ち、苫小牧港における税関施設の場所の問題で港湾労働者の労務負担が限界を迎えている問題等について取り上げ、鈴木財務大臣に解決に向けた道筋をつけていただくよう強く要望をしました。
国際コンテナが東港に集約され、税関検査は西港で行われるというねじれ状況はすでに10年以上。
検査のために1回1時間半以上の往復を1日に5〜10往復への対応は、トラックドライバー等の労働上限規制により人手不足が懸念される2024年問題も目前に迫り、またラピダス等の国家プロジェクトに対応しようという苫小牧港において、大きなボトルネックとなります。
これまでのプロセスにおいて地元の対応に問題があり、また移設には多額の費用もかかりますが、それでも喫緊の課題として、国会で取り上げました。
国交省と財務省の縦割りによって労働者の悲痛な声が税関を管轄する財務省関税局に十分に届いていないという状況もあった中で、鈴木大臣からも労働者の状況への一定の理解をする答弁もありましたが、港湾従事者はきょうも多くの時間を割きながら税関の検査への協力を続けています。
行政のメンツがぶつかり合う狭間で、懸命に働く労働者がただただ犠牲になるような現状を変えるために粘り強く理解を求めてまいります。