山岡達丸です。

 参議院の定数を「6増」する公職選挙法改正案が自民党などの強行採決のもとで可決されました。
 日本全体の人口が減り続け、地方議会はどこも必死に定数削減に取り組んでいる中で、国会だけ定数を6つ増やすという今回の改正内容は、とても国民の理解を得られるものではありません。

 議員の立場を決める「選挙」のルールを、自分たちの手で自分たちの都合のよいように変えようと、強行採決までするというのは民主主義そのものを壊す暴挙です。
 この件について野党各党は対案を出しています。自らの身分にかかわる案件だけに、特に与野党で慎重に審議すべきものであったのに、衆議院ではわずか3時間、参議院ですらたった6時間で委員会審議は打ち切られ、強行採決に及びました。与党の傲慢ぶりはついにここまで来たかという思いです。

 人口が著しく少なくなっている県が近隣の県と合区で一人の定数となった中で「参議院議員を一人も出せない県のために地域代表の特定枠が必要だ」ということを与党は主張しますが、地域代表というならば日本の総面積の22%を持つ北海道は、国土の広さに対して議員数が適切なのかどうかという点も議論する必要があり、都道府県という枠組みに固執した理屈で押し切ろうというのは欺瞞としか言えません。
  しかし民主主義国家である以上、こうした与党の横暴に審判を下すのは、やはり選挙でということになります。与党が選挙のルールすら自らの都合で悠々と変えていく中で、野党は「自分たちさえ党勢拡大すればいい」「考えや手法が少しでも違うなら仲間じゃない」「過去のうらみが残るうちは協力しない」などと言ってバラバラに戦っていては、ますます状況は悪化し、いよいよ国民の期待に応えられなくなります。

 来年の参議院選挙は与党の都合で変えられたルールのもとで行われますが、そうであっても与野党逆転の結果を勝ち取らねばなりません。強い決意を持って臨みたいと思います。