山岡達丸です。
昨日も、避難所や被災箇所の確認に現場を歩いてきました。

厚真町では80%の世帯で断水が回復しましたが、まだその多くで安全確認が終わっておらず、飲み水としては使用できない状況です。

宮坂厚真町長によれば、断水が回復するのは85%の世帯までで、特に土砂の被害が大きかった北部山間部の地域を含む15%の世帯では、断水回復にかなりの時間がかかる見通しとのことでした。

また、各避難所ではさまざまお話を聞かせていただきました。

自宅がほとんど倒壊してしまった人。
土砂による二次災害の恐れで、自宅が危険に晒された状態のままの人。
川沿いの家が、地面崩落の恐れがあり自宅を放棄しなければならない人。
山の上に自宅があり道路が遮断されたままで自宅に戻れない人。

など、相当数の人が、事実上の長期避難の様相となっています。

町も町営住宅や町の借り上げ住宅を用意していますが、それではまったく足りず、今後一ヶ月程度を避難所で過ごしたあと仮設住宅に引っ越しをせざるを得ないという状況です。その際、「自宅にいるペットが仮設住宅では飼えない」などと通告されたという話もあり、室内飼いの愛猫が震災後に外に逃げたし、痩せ細った姿でいるところを見つけて保護している飼い主さん夫婦は、仮設住宅への引っ越しが愛猫との別れに繋がりかねず、大変に心を痛めているという状況でした。仮設住宅でのペットの取り扱いについて、これは東日本大震災のときの事例を見ても、ペットを飼育できる仮設住宅エリアを設けたという話もあったと記憶していますので、政府などにかけあって何かしらの解決策を見つけ出さねばと考えています。

一人一人にお話を伺うと、本当にいろいろな課題が見えてきます。被災者に寄り添い、政治の中できめ細やかに対応していきたいと思います。

本日は、小此木防災担当大臣を団長に、災害の政府調査団が、厚真町、安平町、むかわ町に入ってきます。被災地の国会議員として私も同行する予定です。

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