山岡達丸です。

注目された沖縄知事選挙。玉城デニーさんが当選確実とのこと。
政治的な意義もありますが、デニーさんの人柄をよく知る一人として本当に嬉しく思います。

デニーさんは、国会議員としては2009年に初当選ということで、
私と同期当選ということになりますが当時私は30歳、デニーさんは50歳でしたので、
どちらかと言えば先輩後輩のような関係の中で、お話をさせていただいていました。

沖縄北方特別委員会の委員としても一緒に働かせていただいたこともあり、
当時の委員会で私が樺太における地上戦の存在について政府の見解を質したり、
北方領土への対応についての質問に力を入れたりしていた中でデニーさんは
ひたすら沖縄の課題について熱を入れて政府に質疑されていました。

また日頃は本当に気さくな方で、よくニコニコと雑談を持ちかけて下さいました。
リラックスしているときに音楽が鳴るとすぐに踊り出し、
「ウチナーンチュはリズムに合わせて身体が勝手に動くんだよ!」などと人懐っこい笑顔で語られていました。
その後は私も浪人となって、話す機会は減ってしまっていましたが、とにかく楽しい方だったなという思い出です。

こうした中できょう、当確のNHKの中継放送の中で、支援者の方々と喜びを分かち合い、
誰ともなく踊りを踊り始める中でデニーさんも一緒に踊る様子が映されているのを見ました。
とても感慨深くて、勝手ながら本当に涙が出る思いでした。

微力ではありますが私の東京事務所でも地元事務所のスタッフも含めて
私自身も可能な支援を行ったところでもありますが、おそらくデニーさんの人柄もあり、
本当にいろいろな方の力の結集が今回の結果となったのでしょう。

ネット上ではありもしないようなデニーさんを誹謗中傷するデマが公然のように流され、
公人の政治家たちが、そ知らぬふりでそのデマを拡散するという信じがたい事案もありました。

おそらくデニーさんの周辺ではさらに苛烈な攻撃があったものと推察いたします。
そうした攻撃をはね返し、今日の結果を生んだのは、
何よりもデニーさんの強い信念によるものだと思います。

争点となった辺野古の新基地建設問題について
今回の選挙で明確になった沖縄県民の意志を尊重するとともに
政府が強行的な手段に出ることがないよう、強く求めていかねばなりません。

また選挙の議論にも上がっていましたが、
日米地位協定を巡る諸課題について日本は真剣に向き合うときが来たのではないかと感じます。
根が深い問題ということを受け止めつつも、民意に十分応えることができる道を探っていかねばと思います。

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