山岡達丸です。

 昨日、内閣委員会において質疑に立ちました。今回は北海道の先住民族であるアイヌの人たちにかかわる施策について、菅義偉(すが・よしひで)官房長官と桜田義孝(さくらだ・よしたか)東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣に質疑をいたしました。政府は2020年に予定されている北海道白老町のアイヌ文化発信拠点「民族共生象徴空間」に向けて、アイヌ民族に対する施策などを規定する新法をつくる方針を固めています。新法は来年の通常国会以降に政府から提案される予定ですが、今回の質問ではそれに先んじて、地元のアイヌの方々の思いを代弁しながら、質疑に立たせていただきました。

 質疑では、記録に残っている和人のアイヌ民族への非人道的な行為、あるいは差別があった事実などにふれつつも、現在、先住民族の地位の確立に努力し、またその自立のために取り組もうとしている関係者の方々を巡って、厳しい環境においての生活格差、特に教育については大学進学率が、一般の45%程度に対して、アイヌ民族の方々は33%という依然として格差があることに触れ、アイヌの方々は新法において生活、教育支援を規定し、本当の意味で自立できる環境を整えてほしいという関係者の思いなどを率直に質しました。菅官房長官からは「関係者の話をよく聞いて、対応したい」として、考慮する旨の答弁があり、今後も引き続き、地元の声を法案に反映させるべく取り組んでいきたいと思います。

 また桜田大臣には、各国のオリンピックの開会式で、その国の先住民族がさまざまな発信をしていることを踏まえて、2020年の東京オリンピックの開会式等においても同様にアイヌ民族の発信をする場を設けるべきであり、大臣としてリーダーシップを取ってもらえないか、と要求しました。これには桜田大臣は強い意欲を示していただき、そのことは以下のとおり、ニュースとして報道されています。

https://www.sankei.com/tokyo2020/news/181128/tko1811280002-n1.html

 議事録を調べた限り、これまでアイヌ新法を巡る実質的な国会議論は一度もされていませんでした。他の委員の方々からも、大変勉強になった、などという声もいただき、アイヌ民族を巡る課題を国会質疑で正面から取り上げることの大切さを感じています。先住民族のアイヌの人たちとの共生、そして伝統文化や正しい歴史の継承は、日本にとっても欠かせないテーマです。特に地元の胆振や日高ではアイヌ民族の方が多く住む中で、私自身も本当に多くの関係者の方と直接のふれあいを持たせていただいています。そうした地域を代表し、日本としての共生社会のあり方について引き続き国会での審議に臨んでいきたいと思います。

 ところで、与党の国会運営は酷い有様であり、そのことは後日また触れたいと思いますが、その詰め込みの強引日程の余波もあって、昨日の質問に続き、明日も質問に立つことになりました。きょうはバタバタしながらも、役所の方々に質問通告をしつつ、質疑の内容を詰めています。テーマは、来年予定されている今上天皇の御退位、及び皇太子殿下の御即位に際して、5月1日と10月22日を連休にすることを決める法案です。特に5月は10連休という過去にない連休となるというもので、法案の趣旨には賛同するところではありますが、過去にない10連休において国民生活にマイナスの影響が出ないようにどのように配慮するのかなどを確認すること。そして、何より被災地の議員として、北海道胆振東部地震の被災地への配慮をどのように行っていくのかなどを質す予定です。

 明日11月30日・内閣委員会にて10時24分からです。質疑が終わった後であれば、衆議院のサイトからその動画を見ることもできますので、どうぞご確認いただけますれば幸いです。

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