昨年4月10日、経済産業委員会で世耕大臣に室蘭市の水素ステーションの維持費用への国庫支援を求めましたが、1年越しで実現する見通しとなりました。

 水素事業に力を入れる室蘭市は、環境省の予算を利用して独自に水素ステーションを設置し、また市として水素燃料自動車も購入するなど水素社会のフロントランナーとして、さまざまな取り組みに力を入れています。

 一方、政府では水素エネルギーの拡大に力を入れているのは経済産業省で、経済産業省の補助で設置された水素ステーションにはその後の維持経費に対する支援も行われているのに、室蘭市のように他省庁の補助金を利用し独自に設置されたステーションには、その支援が当たらないままとなっていました。

 まさに省庁の縦割りの弊害であり、室蘭市の水素ステーションにも支援すべきだろうと世耕大臣に是正を求めていた中で、今年度の補助金交付条件が見直され「経済産業省の予算で設置されていなくとも目的が一緒ならば支援する」という趣旨の文言が加わり、晴れて室蘭市の水素ステーションも支援の対象となる見通しとなりました。

 写真は、一年前の質疑の様子と、今回の経済産業省からの説明文書です。

 国会で取り上げる中で、すぐに実現できることもありますが、時間をかけながらも実現できることもあります。地域に豊かさをもたらすために、粘り強く頑張りたいと思います。

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