衆議院議員の山岡達丸です。

 6月16日に国会が閉じられてから1ヶ月が経ちました。当時、立憲民主党は国会を閉めずに3ヶ月以上の延長することを求めましたが、自民党など与党の数の力で押し切られてしまいました。しかし、国会を閉じれば、コロナ対策のための法案審議が行えず、また必要な予算を組むことが出来ません。

 この1ヶ月の間に世情はさらに悪くなっています。ワクチンは予定通り確保されていなかったことが明確になり、またオリンピックまで一週間を切りましたが、東京では連日1000人超えの新型コロナの新規感染者が続いています。オリンピックの関係者からも多数の感染者が出ていることが発表され、さらには陽性者が出ているウガンダの重量挙げ選手が行方不明になっていることも明らかになりました。オリンピックにおける選手管理や検査の体制は脆弱のままであるという懸念が非常に強く、あろうことか、こうした中において組織委員会はIOCバッハ会長の歓迎パーティーをも開こうという危機感の無さです。

 山岡が所属する経済産業委員会においても、現在、閉会中審査を求めていますが、ここまで緊急事態宣言が長引くならば正式に開会をして腰を据えて必要な経済支援対策を審議すべき状況です。

 総議員の4分の1以上の議員が求めるときは、内閣は国会を開会せねばならないことは憲法53条に記載されているのですが、いつまでに開かねばならないという期限が書かれていないことをふまえ、政権与党によるサボタージュが続いています。国民の命と暮らしが脅かされている中で、国会を開かないのは異常な判断だと思います。強く開会を求めていきます。

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