本日、自民党ら与党などが衆議院本会議でTPP承認案を強行採決で可決しました。このあと参議院での議論が始まりますが、条約は参議院で承認されなくても30日で自然成立することになります。
今日から30日ですから12月10日を過ぎれば自然成立ということになり、あとは会期延長を強引に決めればTPPは決定するという計算が与党にあるのでしょう。
アメリカの新大統領のトランプ氏はTPPには反対しており、なぜ今さら採決を急ぐのかと指摘されますが、おそらく年末にまとめる来年度予算にTPP対策という名目で多額の公共・非公共予算をすでに用意しており、このタイミングでまさかTPPを見送ればそうした予算を削らざるを得なくなるということも大きな理由の一つであろうと思います。
ところでTPP議論には私が現職時代に始まりました。私もこの議論に参加し、本当に語りきれないほどの記憶があります。
当時はTPP交渉への参加の是非でしたが、私は交渉状況があまりに不利な上に内容も日本に合わないという判断から、交渉参加反対という考えを述べていました。そして最終的に民主党政権ではTPPには交渉参加していません。
意見の違いはあっても多くの人と熱くさまざまな議論をしたことは、非常に価値のあるものでした。それに比べて、いま政権与党の中でこのTPP問題についてどれほどの議論がなされたのか本当に疑問です。
いずれにせよ、私自身はいま現職ではないため、議論に参加する権利すらありません。TPP議論の現状を見ていると、何としても次期選挙で議席をいただき、皆様のお役に立たせていただきたいという思いを強くいたします。
今日から30日ですから12月10日を過ぎれば自然成立ということになり、あとは会期延長を強引に決めればTPPは決定するという計算が与党にあるのでしょう。
アメリカの新大統領のトランプ氏はTPPには反対しており、なぜ今さら採決を急ぐのかと指摘されますが、おそらく年末にまとめる来年度予算にTPP対策という名目で多額の公共・非公共予算をすでに用意しており、このタイミングでまさかTPPを見送ればそうした予算を削らざるを得なくなるということも大きな理由の一つであろうと思います。
ところでTPP議論には私が現職時代に始まりました。私もこの議論に参加し、本当に語りきれないほどの記憶があります。
当時はTPP交渉への参加の是非でしたが、私は交渉状況があまりに不利な上に内容も日本に合わないという判断から、交渉参加反対という考えを述べていました。そして最終的に民主党政権ではTPPには交渉参加していません。
意見の違いはあっても多くの人と熱くさまざまな議論をしたことは、非常に価値のあるものでした。それに比べて、いま政権与党の中でこのTPP問題についてどれほどの議論がなされたのか本当に疑問です。
いずれにせよ、私自身はいま現職ではないため、議論に参加する権利すらありません。TPP議論の現状を見ていると、何としても次期選挙で議席をいただき、皆様のお役に立たせていただきたいという思いを強くいたします。