2018年01月
働き方改革についての省庁ヒアリング
今国会で重要法案の一つとして取り沙汰される、いわゆる「働き方改革法案」について厚生労働省などからヒアリングを受けました。
この法案は、一定の年収を超える人や特定の業務について、一切の残業代を出なくなる残業代ゼロ制度の導入、拡大を含むことから、本当に働き手の立場に立っているのかという点で大きな疑義が上がっています。
一方で、職種によっては残業時間の上限を罰則付きで規定するなどして、国側は働き手の立場に十分配慮していることを強調しますが、残業上限時間は最大月100時間となっていて、過労死ラインとされる80時間を超える限度としており、残業代ゼロ制度に見合うだけの配慮に当たるのかなどはよく検証せねばならないと考えています。
また、バスの運転手など自動車の運転業務に関わる人は残業時間の上限規制の例外とされ、他の職種との扱いより悪くなっており、山岡もヒアリングの中でこの点の問題について、省庁に問いただしました。
この法案は今国会に提出されてくる法案の中でも国民生活に与えるインパクトの大きなものとなります。山岡もしっかりと勉強して国会に臨みたいと思います。