2018年07月
第2回「苫小牧駅前問題解決への道」意見交換会
苫小牧駅前活性化に取り組んでいる若手メンバーが中心となって立ち上げた「苫小牧駅前の活性化を考える会」が主催する第2回「苫小牧駅前問題解決への道」意見交換会に、第1回目に引き続きゲストとして参加をさせていただきました。
今回は前回を上回る60名を超える方が参加されていました。
この意見交換会は、駅前の再開発を市役所任せにせず、苫小牧市の住民として皆で考え、情熱を持って駅前や中心市街地をより良い方向へ持っていこうということを目的に開催されています。
今回はどのような駅前にしたいか、というテーマで出た意見をその場でスクリーンに表示していくという進行で、出た意見としては
「利便性や防災の関係から、JRを高架にして南北を繋ぐ道路をつくるべき」「複合施設をつくり市役所や税務署、市民病院などの公共機関を集約させてほしい」「大学や高校などの敷地にして若い人が街中で買い物やアルバイトを出来るようにしてほしい」「高齢者に特化した街にする」
など多様な意見が出ていました。
今回の意見交換会を終えて、まちなか再生に向けては、1.コンセプトをはっきりさせ、2.コンパクトに集約し、3.交通網を利便性よく整備、という3点が要点ではないかと思います。山岡としてもさらに勉強して取り組んで行きたいと思います。
また、意見交換会とあわせて、駅前の再開発に向けた課題解決に向けて苫小牧市役所を訪問しヒアリングをさせていただきました。
この中で、佐々木副市長を始め担当部の管理職の皆様と意見交換をしつつ、今後立ち上がる具体的な再開発プロジェクトには、市民の意見を聞きながら山岡も参加する中で、課題解決の助けをしていきたい旨の考えを伝えました。
通常国会が会期末を迎えました
山岡達丸です。
通常国会は7月20日に事実上の審議は終わり、7月22日に正式に会期末を迎えました。今後もおりおりに国会に行くことはあるものの、次期国会が始まるまでの間、地元を中心にした活動をしっかりしていきたいと考えています。週末も、苫小牧と浜厚真の水難救助隊の皆様の合同演習を視察させていただいたほか、日高地方における自治体議員の皆様との交流、集会やパークゴルフの会場などで多くの人と交流し、生活や地域課題のほか、国会のことについても意見を聞かせていただきました。
今国会では、本当に信じがたいことばかりの連続でした。西日本豪雨災害の対応へ遅れを取って対策本部を設置しながら、総理が会見で「先手先手で出来ることは全てやる」などと堂々と述べる。森友・加計学園やそれに端を発する公文書の改ざん・隠ぺい問題について責任を取るべき人がとらない。自民党の自己都合による参議院定数6増のルール変更。働き方改革を巡る不誠実な国会対応など、挙げればキリがありません。
「いまの政治って偉い人が結果責任を取らないよね。それどころか、その立場に居座りながらそれを正すのも自分なんだというんだから、結局なにも変わらないよね」
アイヌ文化に関する陳情をいただきました
会期末の間近となり、国会では内閣不信任の提出も含めて緊迫した情勢が続いていますが、一方で来年度予算の概算要求の議論を行う時期を前に地元からも多くの方々に陳情にお越しいただいています。
この日は、平取町のアイヌ民族にかかわる施設について、川上町長や木村平取アイヌ協会会長らの皆様から、アイヌ文化を伝承する人材を育てるとともに、伝統工芸やチセなどの建築物に必要な木材などの資材を提供する環境を整えることの必要性について話を伺いました。
公職選挙法改正案の強行採決を受けて
山岡達丸です。
参議院の定数を「6増」する公職選挙法改正案が自民党などの強行採決のもとで可決されました。
日本全体の人口が減り続け、地方議会はどこも必死に定数削減に取り組んでいる中で、国会だけ定数を6つ増やすという今回の改正内容は、とても国民の理解を得られるものではありません。
議員の立場を決める「選挙」のルールを、自分たちの手で自分たちの都合のよいように変えようと、強行採決までするというのは民主主義そのものを壊す暴挙です。
この件について野党各党は対案を出しています。自らの身分にかかわる案件だけに、特に与野党で慎重に審議すべきものであったのに、衆議院ではわずか3時間、参議院ですらたった6時間で委員会審議は打ち切られ、強行採決に及びました。与党の傲慢ぶりはついにここまで来たかという思いです。
人口が著しく少なくなっている県が近隣の県と合区で一人の定数となった中で「参議院議員を一人も出せない県のために地域代表の特定枠が必要だ」ということを与党は主張しますが、地域代表というならば日本の総面積の22%を持つ北海道は、国土の広さに対して議員数が適切なのかどうかという点も議論する必要があり、都道府県という枠組みに固執した理屈で押し切ろうというのは欺瞞としか言えません。
しかし民主主義国家である以上、こうした与党の横暴に審判を下すのは、やはり選挙でということになります。与党が選挙のルールすら自らの都合で悠々と変えていく中で、野党は「自分たちさえ党勢拡大すればいい」「考えや手法が少しでも違うなら仲間じゃない」「過去のうらみが残るうちは協力しない」などと言ってバラバラに戦っていては、ますます状況は悪化し、いよいよ国民の期待に応えられなくなります。
来年の参議院選挙は与党の都合で変えられたルールのもとで行われますが、そうであっても与野党逆転の結果を勝ち取らねばなりません。強い決意を持って臨みたいと思います。