山岡達丸を応援する会ブログ

衆議院議員、元NHK記者
衆議院北海道9区(苫小牧・室蘭・登別・伊達・胆振・日高)にて活動中

2019年01月

山岡達丸です。

1月28日より通常国会が始まりました。安倍総理の施政方針演説も行なわれました。

『子どもたちを産み、育てやすい日本へと、大きく転換していく。そのことによって、「希望出生率1.8」の実現を目指します』

これは安倍総理の施政方針演説の一節です。この文言は、安倍政権の特徴と言うべき、ミスリードが含まれています。

 日本の出生率(合計特殊出生率)の最新データは2017年の1.43程度で、2年連続で落ち込んでいます。1.8を目指すとは、一見すると野心的な数字であり、大胆に出生率を上げていく意欲を示しているように見えます。しかしよく見てみると出生率は出生率でも「希望」出生率となっていることにお気付きでしょうか。

 希望出生率とは、子どもを生みたいと希望する人が、その希望通りに生むことが出来た場合の出生率で、この数値が上がっても実際の出生数が増えることを指しません。

 大々的に少子化対策を打ち出しているように見えて、唱えたのは「希望」出生率という別の指標。さらに政府は現時点の推定希望出生率は1.8程度とすでに発表しています。出生率1.8を目指すとは言わず、希望出生率1.8を目指すという言葉がいかに空虚であるか。一見、言葉の上では何かしらやっているような感じを演出しつつ、実際は責任を持たなくて良いという、実によく出来た表現です。

 そもそも出生率は2+αを越えていかなければ、少子化問題は根本的な解決をしないのにもかかわらず、「希望する」人の声を集めても1.8程度にしかならない社会情勢は、むしろ深刻だと考えるべきものですが、安倍総理の演説手法というのは、このようにあえて誤解させるような表現=ミスリードがあまりに多すぎます。

 しかしそれでも自信満々に話すことと、マスコミに内容の間違いを解説させないということを徹底することにより、結果として政権は支持率を維持、一時的に下がっても次第に回復するという状況を作ってきました。政権運営という点だけを見れば実にうまくやっているということになろうと思います。

 野党はこの状況をいかに打破できるのか。提案とか断固反対とか、そうした小手先の戦術よりも、もっと根本的な部分に着目していかねば、空回りが続くだけのように思います。

 胆振・日高としては震災の直接的な復興のほか、今国会では震災等による地元経済の落ち込みの回復に向けた取り組みにも力を入れていきます。あわせて、地元回りの中でいただいたご意見を踏まえつつ、地域課題の積極的な解決に取り組みたいと思います。

 通常国会は150日。6月末までの気を引き締めて臨んで参ります。

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 苫小牧の繁華街におよそ1700個のランタンを灯し、幻想的な街並みを演出するイベント『北海道フォトジェニックナイト』が今月から2月15日まで開催されています。このイベントは昨年9月6日の震災以降、宴会自粛などの影響を受けて特に被災3町に隣接する苫小牧は、深刻なほどに消費が低迷したことから、街に活気を取り戻そうと企画されたものです。

 写真は開会式のもの。山岡も、開催の後押しに動いた関係もあり、ご挨拶の機会をいただきました。

 雪と氷の中に、あざやかなランタンが彩る苫小牧の繁華街は、一見の価値ありです。期間中は豪華景品が当たるスタンプラリーも企画されていて、各店に行く楽しみも大きくなっています。またSNSを使ったフォトコンテストも実施されています。お近くにおられる方は、この機会に是非、苫小牧の繁華街に足をお運びいただけたら幸いです。


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 長年、鳩山元総理の後援会長を務められ、現在は山岡後援会の会長代行として、ご指導をいただいていた戸部英一(とべ・えいいち)さんが、1月19日、肺小細胞がんでお亡くなりになりました。76歳でした。

 私が5年間の浪人生活を送っている間、戸部さんはいつも温かい声をかけてくださり、政治家としては誰も相手にしてくれないという厳しい環境の中でも、私の将来性に期待をかけてくださり、多くの人を紹介いただき、多くのアドバイスをいただきました。パークゴルフやゴルフなどの行事を企画するにあたってはいつもその中心にいてくださり、私と妻との結婚祝賀会においては呼びかけ人の代表を務めていただき、本当に言葉では言い尽くせぬほどのお助けをいただきました。新しく山岡後援会を立ち上げるにあたって、会長に御就任いただけないかとお願いをしたところ「山岡さんは若いんだから、後援会長は若い方がいい。俺は、会長代行になるから、会長を引き受けてくれる若い人を探そう」とおっしゃってくださり、現在の、加藤後援会長のもとで発足した、苫小牧に本拠を置く山岡後援会が立ち上げに多大なお力をお貸しくださいました。

 あらたな後援会が軌道に乗り始めた昨年の11月ごろ、戸部さんは体調を崩され、苫小牧市内の病院の診断を受けたところ、突然の余命3ヶ月の宣告。末期のがんということでしたが、戸部さんは放射線治療や抗がん剤などの延命治療の選択をしませんでした。「山岡さん、俺は薬に頼るのをやめたんだ。俺の免疫力で、自力で回復してみせるよ。冬の苫小牧は寒いから、しばらくは内地府県にいくけど、暖かくなったころにまた苫小牧で会おう」とおっしゃられ、その身を息子さんのおられる横浜に移されました。このあとも何度か、後援会の進捗状況のご報告のために、お電話を差し上げ、「そうかそうか、順調か。それは良かった」というお話をいただいていましたが、日に日に声が苦しそうになっておられる中で、にわかに予感を感じさせるものはありました。

 しかしそれでもあまりにも早すぎて、いまだ現実感がありません。22日、23日にご葬儀が行われ、私も妻とともに参列をさせていただきましたが、真面目な顔をしている戸部さんの遺影を見ていても、すぐに破顔して、満面の笑みと地声の大きな笑いとともに、「山岡さん、俺の葬式は長いなあ」などと、話しかけてきてくれそうな、そんな錯覚に陥りそうになりました。

 戸部さんは苫小牧市議会の議長を務められ、政治家を勇退されたあとも、町内会長、スポーツ少年団野球部会長、ゲートボール協会の役員など多くの地域活動のリーダーとしての役割を引き受けられ、医療・福祉団体の理事なども歴任されるような名士でありながら、私のような若輩者にも分け隔てなく、偉ぶることもなく、気さくに声をかけてくださり、お茶目で表情豊か、多くの人に愛され、頼りにされ、信頼された稀代の人格者であったと思います。お亡くなりになられたことが本当に残念でなりません。しかし、くよくよしているばかりでは、戸部さんからおそらく笑顔で「俺が死んだことくらい、気にするな!」とおっしゃられるように思います。私は「何をおっしゃっているんですが、そりゃあ気にしますよ!」なんて切り返しているのかななどと思います。

 余命を宣告されてからお亡くなりになるまでの2か月の間、何度も叙々苑に焼肉を食べに行かれ、いきなりステーキでステーキを食べ、ゴルフにも何回も行き、温泉にも行き、いよいよ外出が難しくなった1月に入ってからはご自宅で焼肉を食べられていたということをご葬儀の中で知りました。本当に戸部さんらしい、闘病生活と言いながらも最後の最後まで豪快に楽しく、思うように生きられたのだろうと思います。延命治療という選択ではなく、最後の最後まで人生を楽しまれ、そしておそらくは本気で自分の免疫力でがんを克服しようと考えておられた、そんな戸部さんをあらためて尊敬いたします。その姿勢に最後の教えをいただいた思いです。

 戸部さん。本当にありがとうございました。そして見守っていてください。大きな仕事を成し遂げて、戸部さんに笑顔で「いい仕事したな!」と言っていただけるよう、強い決意を持って政治活動に邁進してまいります。

衆議院議員
山岡 達丸

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 この4月に予定された統一自治体選挙に向けて、先週末続々と事務所開きが行われました。
 山岡も苫小牧の松井雅宏市議、沖田清志道議、室蘭の早坂ひろし市議のそれぞれの事務所開きにお伺いし、激励のご挨拶をさせていただきました。
 沖田道議と早坂市議の事務所開きには室蘭の滝口道議も来場され、共に必勝を誓い合いました。

 それぞれの皆さんはこれまで地域のために力を尽くしてこられた方々です。勝ち抜いていただくためにも山岡も力を尽くさせていただきたいと思います。

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一月中旬に入りました。今週も各地の行事に参加しながら、各地を巡っています。写真は白老町の西田祐子町議を囲む新年会や、室蘭市輪西地区の合同新年会に参加させていただいたときのものです。

地域を歩いていますと、最近の政治情勢についての憤りの声をいただく場面が増えています。現政権の政治姿勢については、国会答弁の不誠実さや、森友・加計学園問題がうやむやのままであること。経済政策では、地方の暮らしや景気は依然として悪くなり続けているということ。深刻な人手不足がそれに拍車をかけているということ。とある町長からは、地方の財政の基盤であり国がその枠組みを決める「地方交付税」と「臨財債」の総額は、現政権になってから減額され続けていて地方自治体の財政も非常に厳しくなっているということも改めて指摘されました。

こうした声を聞いていると、次の選挙が非常に重要だということをあらためて感じます。与野党の力のバランスが崩れすぎたために、権力側の横暴が目立つようになっている中で、地域に住む一人一人の生活や、地方の中小企業の経営に深刻な影響が出ています。ことしは4月と7月に大型選挙を迎える年です。この機会になんとしてもいまの状況を正せるよう、環境を整えていかねばならないと思っています。

国会が始まるまであと10日。引き続き、地域を歩き続けて参ります。

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