山岡達丸を応援する会ブログ

衆議院議員、元NHK記者
衆議院北海道9区(苫小牧・室蘭・登別・伊達・胆振・日高)にて活動中

2019年08月

 山岡達丸です。

 米国との二国間貿易協定交渉に一定の決着がつくようです。日本は米国側の農業部門に対する要求に、概ねTPP水準まで関税などを下げる約束をし、一方で日本側が勝ち取りたいものとされていた米国側の自動車関税の削減はなされず、維持のままの見通しとの報道が出ています。

 さらに米中の貿易摩擦で宙に浮く米国のトウモロコシは、日本が中国の代わりに輸入するということが報じられていますが、政府の説明は「日本国内のトウモロコシに害虫被害が出て供給が不足する可能性があるから」とのことになっています。

 この事実関係はもとより、そもそも米国からの輸入の大部分を占める飼料用トウモロコシは、すでに日本国内でも配合飼料の90パーセント以上を占めているほどに、国内生産量は限られていることが農水省のデータなどからも明らかであり、追加輸入の必要性の理由とするには大変苦しいものであると感じます。

 また、畜産用の配合飼料は、トウモロコシだけで構成されているわけでもない(牛の乳量を高めるために、さまざまな栄養源を混ぜて飼料としている)ので、仮に飼料用トウモロコシが過剰に輸入されたとすれば市場等に影響が出ることは必至です。その余剰分が何らかの理由で別の市場に流出する可能性もあり、遺伝子組み換えなどを含むトウモロコシの行き先について懸念が生ずるところでもあります。

 あわせて今月半ば、防衛省は防衛装備品として1機140億する米ロッキード・マーチン社より戦闘機「F35B」を2023年までに18機を導入することを正式発表しました。防衛装備品はトランプ大統領の強い関心事の一つであり、これらも交渉のカードに含まれているように見えます。

 私は与党議員時代、TPPの交渉参加是非の議論に参加し、北海道の農業を守る立場から大いに論戦を張った経験がありますが、そのときに積極推進論者の説明として「経済交渉はウィン-ウィンが基本であり、日本も独立国家なのだから、一方的に押し込まれるような決着はありえない」と悲観論者に反論する場面がありました。しかし、今回の決着はそうした方々も含めて納得のいくものになるのでしょうか。

 ところで、国内の政治ニュースの関心は内閣改造の続報に向いているようです。安倍総理の帰国と同タイミングでこれらの情報がリークされたようで、こうした手法一つ見ても、政権の政治日程の作り方や報道機関のコントロールの仕方などにつくづく恐ろしさを感じます。

 交渉内容の詳細については、今後確認していきますが、北海道の農業に対する影響も強く懸念されます。全体をよく分析しながら次の国会に臨みたいと思います。

 国土交通委員会に所属する衆議院議員の皆様に、あらためて北海道胆振東部地震の河川工事の現状把握のために視察を行っていただく中で、山岡も地元の議員として視察団に同行しました。

 胆振東部地震では山崩れによって土砂やがれきが河川を塞ぐなどの被害が出ており、仮の河川などをつくり水を逃がしながら本格的な復旧を進めています。

 視察が行われたのは、厚真川水系日高幌内川で、ここでも河川が塞がれたために、この3月までに仮の河川を築きましたが、国土交通省によれば、仮河川は一定程度の大雨までには耐えられるものの、想定外の大きさの雨があった場合には、氾濫の恐れがあるということで、本流の河川が整備されるまでには少なくとも5年はかかるとのことでしたあらためて復旧にかかる歳月の長さを感じます。

 震災からの復旧復興は道半ばでありますが、この間、党派を超えて多くの議員の方々に心配をいただき、助けていただいています。引き続き、多くの議員にご理解をいただきながら、国から北海道の支援のための予算枠をいただいていきたいと思っています。

 そういう意味で、今回また現場の状況を知るために、国土交通委員会に所属する全国の衆議院議員の皆様に足を運んでいただき、心からの感謝をいたします。引き続き、山岡の立場から早期復旧に向けた政治による後押しを行なうべく、さまざまな取り組みに全力を尽くして参ります。

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 北海道各地から自治体議員が集まり、さまざまなテーマについて学ぶ、民主議員ネット・北海道2019年度政策研修会が開催され、研修のあとに行われた交流会に参加させていただきました。

 札幌市のホテルの会場には党派を超えた150人以上の自治体議員が参加。このうち胆振・日高地方からも15人の議員が参加され、自治体の財政やいまの経済政策の課題などをテーマに4時間にも及ぶ研修をされていました。

 日頃は地域密着の活動をされている自治体議員の皆様ですが、研修会などでも自己研鑽をされている自治体議員の方々に心から敬意を表します。

 それぞれの地域や立場などを超えて北海道全体の発展と課題解決のために、山岡も自治体議員の皆様としっかり連携し活動して参ります。

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 強風のあと気温が高くなっていますが、室蘭市や苫小牧市では日中の気温が26度から29度と、全国に比べて過ごしやすい気候になっています。

 写真はお盆の最中に開催された、室蘭八幡宮祭典の絆みこしです。夜はやや肌寒い気候でしたが、この日を楽しみにしている子どもたちに水をかけられながら、威勢良く神輿を担ぎました。

 お盆も過ぎると、北海道の夏はいよいよ終わりに近づきます。地域に思いを寄せ、皆さまの声を伺いながら、残りの夏も有意義なものとなるよう、活動をして参ります。

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山岡達丸です。

終戦の日。あらためて戦争の惨禍で命を落とした全ての方々に哀悼の誠を捧げます。

日本人だけで310万人の命を失わせた第二次世界大戦。さまざまな文献を通じて当時の日本参戦の経過を知る機会がありますが、当時のことを知れば知るほど、現在の日本国憲法において国民主権、基本的人権の尊重、そして平和主義を明確に記している意義の重大さを感じます。

すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

日本国憲法第13条の条文は、国政にかかわる者の最大の責務としての基本的人権の尊重を記載したものです。国民が国のために命を投げ出すことを国家の美徳とするような考えとは、真っ向から反するものです。

戦後74年を迎え、戦争を実際に体験された方々は少なくなりつつあります。しかし現代に生き、政治にかかわる者として、先人の皆様から伝えられた凄惨な歴史に目を背けることなく、末永く平和を享受できる国であるよう、不断の努力を重ねていくことを誓い、歩み続けます。

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