山岡達丸を応援する会ブログ

衆議院議員、元NHK記者
衆議院北海道9区(苫小牧・室蘭・登別・伊達・胆振・日高)にて活動中

2019年11月

 経済産業委員会の質疑の中で、苫小牧におけるカーボンリサイクル事業の可能性について大臣に問うたところ、その可能性の調査を今年度のうちからも始めるとの梶山大臣からの答弁があり、その質疑のやり取りについて、地元紙の苫小牧民報1面で報じられました。

 苫小牧では国の実証実験としてCCS事業(CO2を地中に埋める研究)が進められ、その事業もことしで一定の区切りを迎えます。このCCS事業にあたって国はこれまでに700億円もの投資をしていて、このうち300億がCO2分離回収のために設備費で苫小牧に建設されましたが、その設備をそのまま解体してしまうには勿体ないということもあり、他の研究への転用の道を探ってカーボンリサイクル(CO2を別の化合物に変えて再利用する)研究の有用性が指摘されていました。

 これらはパリ協定で約束した2050年にCO2を80%削減するという壮大な目標を達成するための有力な手段であり、世界的なプロジェクトとして日本の経済産業省が進めようとしているものです。

 おりしも来年のオリンピックでは札幌でマラソンや競歩が行われることになり、大臣に「来年夏のオリンピックのときには、北海道の苫小牧でCO2削減のための世界的なプロジェクトが動いているということを世界に示せるよう、対応していただきたい」という趣旨の質問をしたところ、大臣からの理解が示されるとともに「今年度のうちから、地元企業などにヒアリングを行うなどしていきたい」と前向きな考えを述べていただきました。

 苫小牧や室蘭などの胆振地域は、ものづくりの産業が盛んな地域ですが、同時に環境への負荷の軽減やCO2の削減を実現するための世界的な研究が進められるエリアとしても世界に認知してもらえるよう、取り組みを進めて参ります。

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 経済産業委員会で質疑に立ちました。企業等の情報処理能力の向上を促進するための法律の議論や、苫小牧で進められてきCCS事業と、その転用によるカーボンリサイクル事業の可能性。さらには室蘭のJXTGを巡る地域課題などについても大臣に問いただしました。

 二人の大臣の辞任などがあり臨時国会は審議日程が大幅に遅れています。安倍総理の「桜を見る会」を巡る公職選挙法違反の疑惑も持ち上がり、きちんとした説明が無ければ国会審議がさらに空転する可能性も出てきます。安倍政権の政権担当能力に疑問符が付き始める中で、国民の期待に応えられるよう、気を引きしめて臨んで参ります。

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