山岡達丸を応援する会ブログ

衆議院議員、元NHK記者
衆議院北海道9区(苫小牧・室蘭・登別・伊達・胆振・日高)にて活動中

2019年12月

山岡達丸です。

2019年も年末を迎えました。「令和元年を復興元年に」という思いのもと、胆振東部地震からの復興を押し進めることに力を尽くし、数々の課題解決に具体的な道筋をつけることに力を入れた年でもあります。一方でまだ検討課題のままのもの、期限が迫りつつあるものもあり、来年も引き続き力を入れてまいります。

またアイヌ民族を巡っては、新法制定の議論や、オリンピックを機会に世界へ文化発信を実現するなど、地元に住むアイヌの皆様の声を伺いながら、具体化に取り組んだ年でもありました。アイヌの方々の存在を否定するかのような、いわゆるヘイトスピーチについては、厳しく対応する旨の答弁を政府から引き出すなど、民族の尊厳を守るための取り組みにも力を入れました。

来年4月には白老町に民族共生象徴空間「ウポポイ」がオープンとなる中、文化の発信のみならず、地域住民の避難所を兼ねた防災施設としての役割を果たすことを国会審議で提案し、現在具体化が検討されています。このほか交通体系を巡る問題、医療制度のあり方、自動走行運転・水素・CCS・CRなどの先端技術の研究地とすることなど、胆振日高を舞台にさまざまな問題提起を国会で行うなど、政策的な取り組みについてはそれなりに充実した一年となりました。

一方、選挙においては統一自治体議員選挙、参議院議員選挙と連続しましたが、必ずしも十分な結果となりませんでした。特に参議院選挙においては35歳の獣医師「原谷なみ(はらや・なみ)」さんを擁立し、ご本人は本当は十分過ぎるほどの努力をされましたが、組織力の脆弱さ等もあり当選には遠く及ばず、また野党系の総得票も3年前に比べて相当程度落ち込む結果となりました。この状況に相まって永田町では、あまりにも調子に乗りすぎた現政権の横暴が次々に明らかになっています。その対応からは政治の末期的な様が見えています。

地元を歩いていて聞こえてくることは、「地方の経済や暮らしは全然良くなっていない」という声です。にもかかわらず、中央の政府は税金の私物化を反省することもなく、子供じみた言い訳ばかりを繰り返し、国民生活はないがしろにしたまま、こんな政治にしたのは野党がしっかりしないからだ!との厳しいご指摘もいただくこともありました。

こうした状況をふまえた中で行われている党合流議論もいよいよ佳境を迎えています。来年は皆様の思いの受け皿になる態勢を整え新しい政治の姿をお見せ出来るものと確信し、地域の課題解決にさらに取り組んでまいります。

新年が皆様にとって素晴らしい年になりますことを心よりお祈り申し上げます。

令和元年12月31日
衆議院議員 山岡達丸

 苫小牧市内に地域密着型のFMコミュニティラジオ局の開局を目指す実行委員会が立ち上がり、山岡もさまざまな関わりを持たせていただいています。

 昨年9月の胆振東部地震に伴う全道停電は記憶に新しいところですが、室蘭市にある地域FMラジオ局のFMびゅーが震災以降60時間に渡って室蘭市とその周囲の市町に、地域の情報の放送を続け、その取り組みについて国会等でも議題にし、総務大臣からも大きな評価をされました。

 一方で、苫小牧市にはそうしたラジオ局はなく、被災3町も含めて震災直後の地域密着情報をラジオ局から得る手段が無く、行政情報提供の課題の一つに挙がっています。

 また人口17万人の都市でありながら、地域のラジオ局が無いことは日頃の街の情報共有という視点においても、不十分であるとの指摘があり、過去にはラジオ局立ち上げの議論がありましたが、制度や資金の壁もあり一度頓挫した経過もありました。

 今回、震災などをきっかけに山岡も所属する苫小牧青年会議所が発起人となり、街中で飲食店を経営する伊勢恭信(いせ・やすのぶ)さんが実行委員長となって、山岡もそこに関わりを持ちながら、今一度ラジオ局の立ち上げを進める運びとなりました。

 すでに立ち上げている室蘭市のFMびゅーの沼田社長からも全面的に協力をいただけることになっています。目標は2021年。乗り越えねばならない壁はありますが、皆様と力を合わせ実現に結びつくよう取り組みを進めていきます。

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  望月義夫(もちづき・よしお)衆議院災害対策特別委員長が19日午前7時5分、肝不全のため静岡市内の自宅で逝去されたと報じられました。望月委員長は、昨年9月6日の北海道胆振東部地震の際に、真っ先に厚真町、安平町、むかわ町などに視察入りを決めてくださり、委員会の理事を率いて災害現場に入っていただき、山岡は現地選出の議員としてご案内をさせていただきました。

 その後、望月委員長は速やかに委員会にて視察報告を上程してくださり、衆議院災害対策特別委員会の総意として現地でヒアリングをした課題に早急な対応と予算を求める旨の取り計らいをしてくださいました。現地をご案内するにあたり、さまざまお話をさせていただきましたが、党派や長幼を超えておおらかな物腰で耳を貸してくださった方でした。

 今回の突然の訃報に驚きました。本当に残念でなりません。心から哀悼の意を申し上げますとともに、北海道胆振東部地震の被災者に思いを寄せてくださったこと、あらためて心より感謝を申し上げます。望月委員長の姿勢から学ばせていただいたことを糧とし、被災自治体選出の政治家として引き続き復興に全力で取り組んで参ります。

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 山岡達丸です。

 胆振東部地震で被災した神社仏閣について、憲法に定められた政教分離の原則から直接的に公的支援ができない件について、お祭り等地域住民のコミュニティー機能を回復するためには、神社仏閣の役割が大きく、何らかの支援が検討できないかことし4月の内閣委員会で問題提起し、菅(すが)官房長官より難しい問題だが何が出来るか検討するという趣旨の答弁がありました。

 非常に難しい課題であり、検討には長い時間を必要としましたが、先日政府よりあらためて連絡をいただき、憲法違反にならない形で結果的に神社や仏閣も支援の対象となりうるよう制度運用の見直しをする旨の回答をいただきました。

 これを受けて厚真町ではひとまず6つの神社仏閣に対し、結果的に支援が届くよう補正予算を組んでいただくことになり、このほど北海道新聞でそのことが掲載されました。

 これは今後、全国で同じケースがあった場合にも適用されるもので大変画期的な変更と言えると思います。国会で地道に問題提起をすることで、政治を具体的に動かすことが出来るという手応えも感じているところです。

 引き続き、胆振東部地震からの復旧復興、さらには各地のさまざまな地域課題の解決に向けてやりがいをもって取り組んでまいります。

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 山岡達丸です。
 結局、補正予算を組まないまま、秋の国会が終わってしまいました。9月以降に相次いだ大型台風の被害対策のため、野党側は迅速に補正予算を組むことを含めて、再三に渡って予算委員会の開催を要求しました。

 しかし結局、与党側はその要求に応じることなく、会期延長も否定し、そのまま国会を閉じてしまいました。「桜を見る会」の疑惑を国会で説明したくないあまりに、予算委員会で補正予算の審議すらせず、災害対応はほったらかしにしてしまったのです。

 困っている方々に必要な対策を行うことなく保身に走る安倍政権は、もはや政権担当能力を失っていると言っても大袈裟ではありません。

 現在の政治の最大の不幸は、この政権の対抗軸となる勢力が、十分に結集してこれなかったことにあります。もっと言えば、民主・民進党の勢力が分裂したままであることが、この不幸を招いてしまったと思っております。

 分裂をして党が増えれば、ポストが増えます。たとえ勢力は小さくても、政党のポストにつけば箔がつき、また何かしらの権限も生まれ、肩書きによっては来賓として招待されるようになります。当人達にとっては居心地が良いかもしれません。しかしその結果、一部の巨大権力の専横を許すことになり、国民全体の不幸を招くのであれば、やはり私欲を捨てることこそが政治家の道であると思います。

 玉木雄一郎国民民主党代表は、今年初めの党大会で、以下のように述べられました。

『自民党に代わって政権を担い得る「もう一つの選択肢」をつくるためには、やはり、できるだけ幅広く、大きく野党勢力をまとめていくことが必要です。野党がバラバラであるこ と、これが、国民の不満と皆さんの不安の源だと思います。
 何が違うかではなく、何が同じかを見出しながら、固まりを大きくして「強い野党」をつくっていきたい。そのための第一歩として、協力が得られる政党や会派とは、大きな固まりを作るための協議に入っていくので、皆さんのご理解とご協力をお願いします』

 いま、この代表の方針通り、党の合流の総仕上げに向けた議論が始まっています。これまでの経過もあり、難しい課題も多くあります。しかしそれを乗り越えて、再び国民の皆様に期待を寄せていただける政治勢力を作り上げ、現政権に代わりうる「もう一つの選択肢」を示せるようにすること、それこそが私たちの役割だと思っています。何卒、皆様のご理解をいただければ幸いです。


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