経済産業部会にて、新型コロナウイルスによって想定される経済への悪影響を緩和するための対策について、経済産業省の官僚を交えて協議を行いました。
ウイルスの蔓延を防ぐための対策については厚生労働省が中心に行ってきましたが、残念ながら国内での拡大は防げているとは言い難い状況となっています。
こうなりますと海外渡航客の減少や海外とのサプライチェーンの毀損に加えて、国内の各行事の中止・延期、会合の自粛などが全国的に行われれ、日本人による消費も著しく低迷する事態が免れない状況になってきます。
もとより、昨年の消費税増税等の影響によって日本のGDPが大幅マイナスとなっている中で、危機的事態という認識を持って必要な対策を行うべきものとなっています。
ところがいま、国会で次年度予算案の議論が行われていますが、麻生財務大臣が追加的な経済対策について「今すぐ何か考えているわけではない」と話すなど、政権与党は新型コロナウイルスの対策予算を含めないまま、予算を確定しようとしています。
我々野党側からは新型コロナウイルス対策予算を加える「予算案の組み替え動議」を国会に提出し、今後のウイルス対策を大胆に行えるよう、与党側にも賛同を求めていく方針です。
北海道においては連日、感染の拡大が報告され、今後の経済的な悪影響が特に懸念される地域です。中小零細企業の資金繰り対策、販路拡大対策などを通じて、経済を少しでも上向きにできるよう強く働きかけを行って参ります。