予算委員会で質疑に立ちました。この日はいわゆる「総務省の接待問題」が主題となり、山岡もその関連の質問をしました。
この件は最終的に、総務省内の処分者が多数に上り、特に放送行政に関わる近年の幹部クラスはほぼ全員がその対象になる見込みとなりそうです。内容そのものはとんでもない事案ですが、一方で総理のご子息の誘いだから断れず、官僚が可哀そうだという意見もあります。長い時間をかけて積み上げてきたキャリアを一瞬で壊す可能性の高い危険な相手からの接待の誘いに、乗らざるを得ないという気持ちだったのか、乗った方が得だという気持ちだったのか、あるいはその両方がおり混ざった気持ちだった可能性もありますが、真相は薮の中です。一概に官僚が気の毒だと言えるのかどうかは分かりません。気に入らない政治家の選挙にかかわる話にまで話が及んでおり、官僚側もその関係性を利用している側面がなかったわけではないようにも見えます。
この件が発覚したことにより、与党内のパワーバランス、官僚機構のパワーバランス両方ともに大きな変化があると思われます。いずれにせよ野党は、粛々とこの問題に対処し、いわゆる政官財の癒着がいまだまかり通るいまの政治に対して、政権交代を迫る迫力をもって正してまいりたいと思っております。



