7月末から8月初めは、地域の大型のお祭りが目白押しです。新型コロナの影響で、数年間は開催が見送られていたことが、遠い時代のように、各行事は盛大な盛り上がりを見せていて、山岡もさまざまな場所に参加をさせていただいています。
しかしお祭り一つを見ても、物価の水準の高騰からの地域経済の厳しさをあらためて感じます。縁日には多くの屋台が出て、おなじみの「チョコバナナ」や「かき氷」が販売されますが、価格は300円から500円というのが普通となっています。
過去には500円玉を握りしめて縁日に出かければ、かなり充実した時間を楽しめた時代もありましたが、はるか遠い時代に思えます。物価が上がった分、各世帯の所得がそれ以上に上がっているならば、経済全体が豊かになっているということになりますが、残念ながら物価の高騰スピードは早く、生活の厳しさは増しているのが現実となっています。
為替の日々の変化はあれど、かつてよりも円の価値が下がっている「円安」であることは間違いありません。この局面を打開するために今後の日本は、国内への直接投資をいかに呼び込めるかがカギとなり、特に北海道はその潜在力に溢れていると思っています。
世界の潮流が大きく変化しており、そうした中で地域の豊かさを勝ち取るために政治の役割はますます大きいものとなります。過去にとらわれず、前を向いた議論を通じて地域の期待に強く応えてまいりたいと、幅広い皆様と交流をさせていただく中であらためて感じています。